【高校生】面倒見がいい学校の、塾いらずは本当なのか?

塾いらずの学校?子育てひと段落
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中学や高校を選ぶ際に、面倒見のいい学校を選ぶ、という人もいると思います。

「面倒見がよい」とはいろんな意味がありますから、何をもって面倒見がよい、というかはそれぞれですが、よく聞くのが「(大学受験において)塾にほとんど行かずに合格できます」でしょうか。

ただでさえ中学や高校で費用がかさんでいくので、学校の授業だけで望みの大学に合格できるのなら、大変ありがたい話です。

子供の通う高校は、世間からは面倒見がいい学校、とみなされています。学校側もそのようにアピールしていましたし、では面倒見がいい学校をうたう学校は、中に入ってみて実際はどうなのでしょうか?

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塾に行く必要はなし、という学校

最初の学校説明会での話では、

「塾に通う人はあまりいません、高校2年生や3年生になって、1,2教科通う人はいます」

でした。

一学期に補修あり

一学期の中間考査の結果をみて、下位の教科では放課後に補修をやってくれます。

1回や2回ではなく、曜日を決めて数週にわたって補修をしてくれて、宿題もでます。

入学前から、補修はあります、という通知はありましたが、落ちこぼれないようにという先生達が時間を作ってくれるのは大変助かります。

夏休みに課外授業あり

夏休みに主要3教科の課外授業があります。

午前もしくは午後、1講座3日間、かかる費用は1講座4,000円。

日程をずらしてくれているので、取ろうと思えば全ての教科を取ることができます。

英語だとリスニング講座や英作文講座もあり、外部の夏期講習に行くよりは断然お得です。人気の講座は抽選になります。

年間を通しての教養講座あり

年間を通しての教養講座があり、希望者は美術を学んだり中国語を学んだりすることができます。

これは親にも開放してほしいといつも思います。

1年間決まった曜日に外部の講師がきて、幾つかの面白そうな講座を設定してくれています。もちろん真面目な講座もあり、英検受験講座などもあり、1年間で一括払い4万円程度と、語学学校に行くよりも安く学ぶことができます。

高校3年生向けに夏と冬の合宿あり

この2年間くらいは実施できていませんが、高校3年生には少し離れた施設で勉強合宿が3日間あるそうです。

冬にある合宿では共通テストの対策もしてくれるそうで、これもありがたいと思います。

このように確かにとても面倒見がいい学校だと思います。

私自身は都立高校に通っていたので、もちろん今と時代も違いますが、何しろ当時の都立高校のスローガンは、「自主性を重んじる」でしたから、何もかも自分でやりなさい、という環境でした。

私自身はそれがあっていたのでそれでよかったのですが、今の子供の学校は、なるほどこれが面倒見がいい学校というものか、と実感しています。

学校の授業
塾に行かなくて大丈夫?
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実態は、入ってみないとわからない

塾への通学調査

二学期に学校では生徒に、塾への通学状況の調査がありました。

塾の通学調査
  • 塾を利用している 60%
  • 利用している教科で一番多いのは英語:50%
  • 2番目に多い教科は数学:40%

この調査を見て、なんだ、やっぱり結構塾に行ってるじゃない、と思いました。部活の後に塾に行く子もいて、相当数が塾に通っているのだろうと思っていました。

この調査結果に先生方は、この学年は塾に行き過ぎるのが懸念材料と思っている、というご意見です。

年度や状況による

塾への通学が多くなっているのは、今の状況も関係しています。

学校がオンライン授業になったり、部活動の時間が強制的に減ったりしていて、今の高校生は以前より時間が空いているのです。

その間家にいるよりは、塾にでも行く、という流れはあります。

都内の区立図書館では、緊急事態宣言中、図書館を休館したり時短したり、そうではなくとも自習室は使用禁止だったりしました。

その分余計に塾に学生が流れた気がします。

家にも、塾の案内はがきが頻繁に届きます。

”無料講座やってます”、”冬休みの講習を5千円割引”など、つい行ってもいいかも、という気持ちになります。

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まとめ

面倒見がいい学校というのは存在しますし、塾に行かずに大学受験を突破していく人もいると思います。

高校一年生で塾に行く理由の大半は、学校の授業についていけないため、学校の授業の補完のためにいくような気がします。少なくともうちの子が塾に通いたい、という理由は学校の授業が難しすぎるからという理由です。

近所の塾でも、学校名を挙げて学校の授業に対応した授業をしますと言っている塾もあります。

授業についていけない場合は、職員室に質問にいけば先生達が答えてくれますし、先生達もそれを推奨しています。

でも面倒くさいとか恥ずかしいとか忙しいとか、様々な理由で学校の先生に聞きにいけなかったりすると、やっぱり塾に通うのも必要だったりするかもしれません。

高校二年生や三年生になると、今度は受験用の予備校等に通おうとするでしょうし、学校側の塾いらずで大丈夫です、という言葉と、親側の行動はますますずれていくことになりそうです。

ただ、ほんとに賢いお子さんは塾いらずで最後まで通用するのかもしれない、と感じる最近です。

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